March 20, 1999

いい子

絵 ワタシの姪(もうすぐ3歳)は、現在反抗期である。隣の男3兄弟が悪いことをいっぱい教えるものだから、もう威張る威張る、大変なことになっている。
 今日もいきなり人の顔を見て「見ちゃダメ!」って怒るので、ワタシも大人げなく「そんなに威張るんなら、ちぃちゃん(姪)なんかもうキライ」って言い返してやった。反抗期絶好調の姪御様は「ふんっ」って感じでむす〜っとして返事もせずにテレビを見ていた。
 しかしながら、5分が経過した後、突然、何の前触れもなくワタシの方を振り返りもせず、ぽつりと彼女は「ごめんなさい」と謝ってきたのである。
 そのとき、ワタシはつい、言ってしまった。「いいよいいよ。ちぃちゃん、いい子だね〜」って。
 ワタシは「いい子」という言葉で子供を評価するのは、見ていて美しくないと思っていたので、できるかぎり「いい子」という言葉を姪に対して使うのはやめようと思っていた。なのに、『あの小さい脳ミソで、このまま威張っていていいのか、この人に嫌われたままでいいのかということを、懸命に検討した結果、謝ったのだなぁ』と思うと、なんだかその脳ミソごと可愛くなっちゃったのだ。
 そもそも何でワタシは「いい子」という言葉が嫌いなんだろうか?
 思い当たる節は中学1年の頃。かなり屈折した第2次反抗期を迎えていた当時のワタシは、大嫌いだった担任の熱血教師から、三者面談の席で「イヤなことをイヤ、嬉しいことを嬉しいってあんまりにも顔に出しすぎる。イヤなことでも顔に出さずにやることができれば、最高にいい子なんだけど」に類したことを言われたのだ。頭にきたワタシは、確かに感情を顔に出すことはなくなったが、確実に「いい子」ではなくなってしまったのである。
 そんなことから、大人に都合のいい子供=いい子という図式に嫌悪感を覚えていたのだけど…。
 結局ワタシも「普通の大人」になっていたみたいだな、って思い知った本日の“いい子事件”でありました。

By kumi at March 20, 1999
21世紀になってスズキになったマスダのヒトコト

 「いい子」ね、連発してるな。最近。実に「フツーのオトナ」になりました。ええ。

By: kumi at May 25, 2003
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