November 14, 1997

コウモリ

絵 コウモリが出た。
 ウチは区画整理の関係で3年前に立て直したばかりの、比較的新しい家なのだけど、実はコウモリ騒ぎは2回目だ。ソーラー温水システムを使っているので、ウチの屋根裏は広くて温かい。ちょっと居心地良さそうだと思っていたら、コウモリもそう思ったのであろう。前回は夏頃、屋根裏で確実に生き物のうごめく音がしたので(ワタシの部屋の上に一番広い屋根裏空間がある)慌てて建築業者を呼んだ所、向こうのミスで一カ所穴を塞ぎ忘れていたと言うことだった。その穴からコウモリが入ってきたということになり、穴を塞いで一件落着だったのである。
 ところが一月ほど前から、再び「カサコソ」音がするようになった。ワタシは即座に家人に訴えたが「穴は塞いだ。入ってくる穴がない以上生き物はいない。生き物がいないということはお前の気のせいということだ」と三段論法で一蹴されてしまった。とりあえずワタシも引き下がったのだが、今日は確実に音がした。
 ワタシは勇気を振り絞って脚立を持ち出し、恐る恐る屋根裏に向かった。ドアを開ける前にノックをして「開けるよ」と告げたあたり動揺の程が判るであろう。
 果たしてドアを開けると…。絵に描いたようなコウモリが(これは左の絵のようなという意味ではなく、まさしく想像通りのという意味である。どっちでもいいけど)一匹ふらりとワタシの視界を横切っていったのであった。
 マッハの勢いでドアを閉め、ワタシは家人に告げた。「コウモリがいたのだ!錯覚ではなかったのだ!どうだ!」何故か勝ち誇っているあたり、やはり動揺の程がうかがえる。
 しかし、恐ろしいのはその後であった。
 ようやくコウモリの存在を認めた母は、ただ一言「バルサンをたけ」。ビシッとバルサンの赤い缶を突きつけて言うのである。ひえー。
 どうやら誰も手伝ってくれないらしいという気配を察したワタシは、仕方なくバルサンを手に再度屋根裏のドアを開けた。むろん、ノックと「バルサン入れるよ」の一言は欠かさない。
 十分後、外で様子を見ていた父が「お前の部屋の上からコウモリが一匹立ち去った。暫く来ないであろう」と告げ、コウモリ騒動は一時終結を見たのであった。願わくば、ウチの屋根裏を永久に「コウモリ君寝床リスト」から外しておいて欲しいと思う私である。

By kumi at November 14, 1997
21世紀になってスズキになったマスダのヒトコト

 コウモリは未だに実家に住み着いております。時々我が家のハンター・カルメン様に狩られて廊下の隅で冷たくなっていたりします。強いぞカルメン。

By: kumi at May 25, 2003
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